令和6年度第1回医療政策懇談会の開催

「令和6年度第1回医療政策懇談会」を2024年4月7日に開催しました。

次世代薬局研究会医療政策委員会は、「所属や年代を超えた人々の声を政策に繋げるために、薬局・薬剤師の在り方を自ら追究し、医療政策を実践することができる薬剤師を輩出すること」を令和6年度のコンセプトとして活動しております。

 講師より能登半島地震の現状、医薬品に関する種々の課題(製造、流通、広告、濫用等)、薬機法改正の流れなど幅広い情報提供がございました。「薬局の現場に出ていない役人に薬局・薬剤師の在り方を聞く受動的な現状はいかがなものか、現場から提案する姿勢が必要である」という旨の漆畑先生のご挨拶を皮切りに懇談会が始まりました。

 4月からの薬価引き上げについて、漢方製剤のメーカーは不採算品目と希望する上げ幅の2点を提示したことで実現するものとなりました。特に歯科領域における口腔管理による重症化「予防」に対して保険給付がなされた経緯は極めて政治的な判断を伴うもので興味深いものでした。

 また今回の薬価・診療報酬改定について、医療費の削減が期待できるものであれば予防であっても提言が通りやすい現実があります。時流を踏まえたうえで具体的な根拠をもとに政策提言を行うことが求められます。

 本懇談会の目標とする薬機法改正への提言についても、「薬局・薬剤師の在り方」が現場に則していないのではないか、という違和感や一部地域での先進的取り組みを全体に波及させたいという思いをもとに構想しています。エビデンス、医療費適正化を背景にこの思いを伝えられるよう進めてまいります。

・開催日時:2024年4月7日(日) 15:00~18:00

・開催場所:ワイム貸会議室 高田馬場 Room4C

・住所:〒169-0075 東京都新宿区高田馬場1-29-9 TDビル4F

・講師(アドバイザー):漆畑 稔先生(公益社団法人日本薬剤師会相談役)

・参加費:次世代薬局研究会会員の方は無料 非会員の方 1,000円(現金のみの取り扱いとなります)

・参加対象:薬に関係する仕事に就いている方、医療制度・政策に関心のある方

お気軽にお問い合わせください。専用フォームより24時間お受付けしています。

お問い合わせ