メール通信(第3号)

2023年11月22日発行

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-----------Coming soon!-----------

次世代薬局研究会・スタディツアー

  • 開催期日;2023年11月17日(金) 14時~19時30分
  • 開催地:宮城県仙台市(おいで薬局および次世代放射光施設ナノテラス)
  • すでにツア―は終了しました。


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■CONTENTS■

【1】巻頭言 生出泉太郎副代表

【2】今後の各種事業予定


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【1】巻頭言

社会保障費に頼らない薬局づくり

次世代薬局研究会副代表理事 生出泉太郎 

「薬局薬剤師の役割は、薬剤師法第一条に定められている通りである。」と言い続けて40数年。私が開局した1978年当時の全国の医薬分業率は4~5%、その後、国立病院の院外処方箋発行促進、基準薬局(模範となる薬局)制度のスタートと医薬分業の推進に注力した事業が次々に展開されていきます。開局から数年経つとOTC医薬品はビタミン剤、特にビタミンEの全盛時、ドリンク剤ではユンケル黄帝液やリゲインが大ヒット、他には化粧品や日用雑貨販売と薬局はコンビニのような存在でした。バブル経済ということもあって売上げも上昇、そのお陰で利益をレセプトコンピュータ等の院外処方箋応需に投資することができ、大病院のFAX分業にも後押しされて、門前薬局でなくても処方箋の応需で経営がプラスになっていた時期でもありました。

薬局経営は調剤70%、医薬品販売等30%が理想と謳われたのは、武政代表らが作成に関わり1997年に公表された「薬局のグランドデザイン(以下GD)」でした。私は、このGDに大いに刺激され、信州上田の医薬分業をモデルに、処方箋調剤に偏重することなく、地域に根差した薬局本来の役割・機能を果たすべく面分業の薬局経営に邁進してきたのですが、徐々に処方箋調剤の比率が高まるようになりました。

しかも処方箋枚数の割には、受付医療機関数や備蓄医薬品数の増加、さらには薬剤師も増員、加えて度重なる薬剤師業務の見直しなどにより、このままの面分業では経営に行き詰まると考え、保険に頼らない自立した薬局として、4年前に後継者である息子の得意としていた「漢方相談」と「鍼灸」を中心とした地域に根差した相談薬局へと大きく舵を切った次第です。処方箋を応需しないという忸怩たる思いは残るものの、現在は、ロイヤル・カスタマーの支持を受け、ストレスの少ない薬局経営になりつつあるようです。

薬学教育6年制の実現により臨床現場で活躍できる薬剤師が誕生しているにも拘らず、 薬剤師に要求される業務は増える一方です。加えて、以前は禁じられていたルールが現在は許されるといったような行政の方針の転換には目に余るものがあります。地域住民のファーストアクセスの場としてGDに則した「薬局」を、安心して経営できるよう行政による環境づくりが必要と考えます。そのためには、薬剤師会はもちろんのこと薬剤師一人ひとりの声や行動が薬局の将来を決めるのではないのでしょうか。

【2】今後の研究会事業予定

  • <令和5年度第7回医療政策懇談会>

               記

・開催日時;2023年12月10日(日)15:00~18:00

・開催場所:ワイム貸会議室 神田Room7B

        住所:〒101-0047 東京都千代田区神田1-18-12 内神田東誠ビル7F

・講師:漆畑 稔 先生(公益社団法人日本薬剤師会相談役)

・参加申し込みフォーム

https://forms.gle/LF2md75brsLyRZPY9

  • <第3回薬局経営向上セミナー>

地域住民に開かれた薬局へ ~タネの蒔き方 育て方~

日時:2024年1月28日(日)午後2時~4時

会場:帝京平成大学 中野キャンパス 4階 436教室

講師:小原道子さん(帝京平成大学薬学部教授) 聞き手:木枝雅俊氏(じほう社)

「薬剤師は薬をつくって渡してくれる人」「薬局は調剤だけ。市販薬はドラッグストア」という住民のイメージを払拭するにはどうしたらいいでしょう。実はそのタネは自分の地域にたくさん埋もれており、それを地域に根ざす薬剤師が見つけていくことが大切だと、小原道子さんは数々の実践から得た真実を語りかけます。

 今回、じほう社のジャーナリストを聞き手に迎え、「薬局が地域住民のファーストアクセスの場と認識してもらえるのはもう目の前。皆さんの努力次第」という、聴けば気持ちが前向きになれるセミナーをご用意しました。

 互いの顔が見える小規模セミナーですので、ぜひご参加ください。

<小原道子さんの講演抄録>

地域包括ケアシステムの構築に向けた2025年を経て、2040年には地域共生社会の実現へと舵を切ってくる。医薬分業推進の時代から、調剤依存の時代を終えて薬局の役割も変化している。具体的に地域薬局として質的転換を図るためにはどんなタネをまいて育てることが必要なのだろうか。

首都圏、或いは地方都市などそれぞれの地域によってまちづくりの形もキーパーソンも必要な資源も異なっているが、我々薬剤師を含めた医療職は、同職種が中心の集まりに偏りがちではないだろうか。

首都圏にあるスターバックスコーヒーでは、耳の聞こえが不自由な方がスタッフとして働く店舗を駅前立地に展開している。店内には楽しそうに手話でコミュニケーションをとるスタッフと笑顔のお客様が集まり、結果として客層の幅が大きく広がっている。この事例などは、まさにコマーシャリズムとプロフェッショナリズムの融合した事例である。おそらくスタート時に理念はあれど、経営のそろばん勘定というよりは「地域のために良いことをする」という気持ちが、お客様に届いた好事例ではないかと考える。

このように、すでに地域共生社会の実現に向けて他職種は最初の1歩を踏み出している。私自身が臨床の場で感じたこと、地域とのかかわり方、好事例などを通じて地域住民のファーストアクセスの場に向けた薬局の在り方を検討したい。

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