第3回薬局経営向上セミナー

「地域住民に開かれた薬局へ
~タネの蒔き方、育て方~」

日時:2024年1月28日(日) 午後2時~4時

会場:帝京平成大学 中野キャンパス 4階 436教室

講師:小原道子さん(帝京平成大学薬学部教授) 聞き手:木枝雅俊氏(じほう社)

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 「薬剤師は薬をつくって渡してくれる人」「薬局は調剤だけ。市販薬はドラッグストア」という住民のイメージを払拭するにはどうしたらいいでしょう。実はそのタネは自分の地域にたくさん埋もれており、それを地域に根ざす薬剤師が見つけていくことが大切だと、小原「道子さんは数々の実践から得た真実を語りかけます。

 第3回薬局経営向上セミナーでは、じほう社の医薬ジャーナリストを聞き手に迎え、「薬局が地域住民のファーストアクセスの場と認識してもらえるのはもう目の前。皆さんの努力次第」という、聴けば気持ちが前向きになるセミナーを用意しました。

 互いの顔が見える小規模セミナーですので、ぜひご参加ください。

<小原道子さんの講演抄録>

 地域包括ケアシステムの構築に向けた2025年を経て、2040年には地域共生社会の実現へと舵を切ってくる。医薬分業推進の時代から、調剤依存の時代を終えて薬局の役割も変化している。具体的に地域薬局として質的転換を図るためには、どんなタネを蒔いて育てることが必要なのだろうか。

 首都圏あるいは地方都市など、それぞれの地域によってまちづくりの形もキーパーソンも必要な資源も異なっているが、我々薬剤師を含めた医療職は、同職種が中心の集まりに偏りがちではないだろうか。

 首都圏にあるスターバックスコーヒーでは、耳の聞こえが不自由な方がスタッフとして働く店舗を駅前立地に展開している。店内には楽しそうに手話でコミニュニケーションを取るスタッフと笑顔のお客様が集まり、結果として客層の幅が大きく広がっている。この事例などは、まさにコマーシャリズムとプロフェッショナリズムの融合した事例である。おそらくスタート時に理念はあれど、経営にそろばん勘定というよりは「地域のために良いことをする」という気持ちがお客様に届いた好事ではないかと考える。

 このように、すでに地域共生社会の実現に向けて他職種は最初の一歩を踏み出している。私自身が臨床の場で感じたこと、地域とのかかわり方、好事例などを通じて地域住民のファーストアクセスの場に向けた薬局の在り方を検討したい。

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〔問い合わせ先〕

一般社団法人  次世代薬局研究会 事務局

mctmiyamoto@jcom.zaq.ne.jp 宮本光雄 宛


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